Japanese
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新薬治験
上部尿路結石による疼痛に対するSA−504の臨床効果について
Clinical Use of SA-504 for Pain Caused by Urolithiasis
林 威三雄
1
,
岡島 英五郎
1
,
井本 卓
1
,
牧浦 洋
1
,
松島 進
1
,
平尾 佳彦
1
1奈良県立医科大学泌尿器科学教室
pp.695-696
発行日 1973年8月20日
Published Date 1973/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201664
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- Abstract 文献概要
疼痛は泌尿器科においても大切な症状で種々の疾患により起こるが,ことにその中でも主として上部尿路結石に由来する疼痛は疝痛とよばれ,その性質は通常激烈でしばしば救急治療を求めて病院を受診する。したがつてこの場合には鎮痙鎮痛剤の投与がぜひ必要となる。従来この目的のために多くの薬剤が用いられているが,より副作用の少ない安全な薬剤が要求されている。今回田辺製薬株式会社において合成せられたSA−504を試用する機会をえたので,主として上部尿路結石による疼痛患者に使用したので,その成績を報告する。
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