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特集(増刊号の)5 尿路・性器疾患の化学療法(感染症と腫瘍)
Ⅰ.尿路感染症の化学療法
腎盂腎炎の臨床
腎盂腎炎の免疫について
Immunology of Pyelonephritis
工藤 健一
1
,
池内 広邦
1
,
楠 信男
1
Kenichi Kudo
1
,
Hirokuni Ikeuchi
1
,
Nobuo Kusunoki
1
1福島医科大学第3内科学教室
1Department of 3 rd Medicine Fukushima Medical College
pp.23-30
発行日 1972年12月25日
Published Date 1972/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201510
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はじめに
腎盂腎炎は,一般に腎および腎盂腎杯系の細菌感染症と定義される。したがつて細菌感染に附随するいろいろの免疫現象があるわけであるが,本稿ではこれらのうち主要な問題として,菌体抗原(somatic antigen)に対する抗体いわゆる0抗体と腸内細菌共通抗原(common antigen)に対する抗体とをとりあげ,腎盂腎炎における抗体の態度,その測定の臨床的意義,本症の進展との関係,治療による影響などについて教室の成績を含めて文献的に考察する。
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