今月の主題
腎盂腎炎—変わってきた臨床の考え方
山形 陽
1
,
工藤 健一
1
,
池内 広邦
1
Yamagata Yoh
1
1福島医大第3内科
pp.726-734
発行日 1972年6月10日
Published Date 1972/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204106
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
化学療法の発達した今日,急性腎盂腎炎に関しては比較的問題が少ないので,慢性腎盂腎炎を中心としてのべる.慢性腎盂腎炎の臨床は形態学的基準の崩壊,泌尿器科医による膀胱尿管逆流(vesico-ureteric reflux,以下VURと略する)の解明,放射線科医であるHodsonによる本症の自然史についての大胆な発言,血清学的診断の進歩等により著しい変貌をとげつつある.
Copyright © 1972, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.