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特集(増刊号の)4 泌尿器と関連領域の症候レントゲン診断
Ⅵ.腎動脈性・副腎性高血圧症とレ線像
腎動脈内因性病変による高血圧症のレ線像
Roentgenologic Findings of Hypertension due to Endogenous Renal Arterial Diseases
桜井 勗
1
,
高羽 津
1
,
園田 孝夫
1
Tsutomu Sakurai
1
,
Minato Takaha
1
,
Takao Sonoda
1
1大阪大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Osaka University Hospital, Osaka University Medical School
pp.289-310
発行日 1971年12月25日
Published Date 1971/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201310
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Ⅰ.腎動脈狭窄と閉塞
高血圧症の原因となる腎動脈病変を正確に把握するには腎血管撮影を欠かすことはできない。しかし患者の負担その他種々の理由から,原因不明の高血圧症例すべてに腎血管撮影を施行することは実際には不可能であるので,この検査の必要な症例をいかに確実に選び出すかが診断を成功させる第一歩となる。著者は拡張期血圧の高い症例すべてにまずrapid or minute sequence IVPを行ない,陽性所見の得られない場合は続いてRIレノグラムを記録して腎性高血圧症例の検出率の向上につとめているが,腎性高血圧を示唆するIVPおよびレノグラムの病的所見をまず述べ,ついで腎血管レ線像の読影を記載する。
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