Japanese
English
新薬治験
泌尿器科領域におけるHilong (Oxazepam)の使用経験
Clinical Use of Hilong (Oxazepam) on Urological Diseases
並木 重吉
1
Shigeyoshi Namiki
1
1国立金沢病院泌尿器科
1Department of Urology, Kanazawa National Hospital
pp.318-319
発行日 1969年4月20日
Published Date 1969/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200659
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Ⅰ.緒言
Hilong(Oxazepam)は新しいBenzodiazepin製剤である。本剤は中枢神経抑制作用を持つトランキライザーであり,chlordiazepoxide,diazepamに次いで開発されたもの,副作用がより少なく,治療至適投与量の幅が広いといわれている。当泌尿器科においてとくに神経症状を伴うところの多い疾患について使用,よい成績をみたのでその概略を報告する。今までに本邦泌尿器科で報告されたものは,岡ら,三宅ら,上戸らがある。Hilong錠は米国ワイス社の開発されたもので構造式は次図に示すようにBenzodiazepine誘導体である。
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