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特集 泌尿器科医のためのクリニカル・パール(2)
男性不妊症のクリニカル・パール
Clinical pearls in male infertility
白石 晃司
1
Koji Shiraishi
1
1山口大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野
キーワード:
精索静脈瘤
,
非閉塞性無精子症
,
閉塞性無精子症
Keyword:
精索静脈瘤
,
非閉塞性無精子症
,
閉塞性無精子症
pp.940-944
発行日 2014年11月20日
Published Date 2014/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200035
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要旨 全カップルの6組に1組は不妊症であり,その半数に男性因子が存在することから潜在患者数は莫大である。妻側の因子も絡み一律に診療できず,RCTが施行しにくく非常にエビデンスが乏しい分野であるため,担当医の判断が患者の人生を大きく変えうる。
精索静脈瘤や閉塞性無精子症に対する外科治療は従来,自然妊娠や人工授精を目指すために行われてきたが,体外および顕微授精などの補助生殖医療技術(assisted reproductive technology:ART)が行われるケースにおいてもその有用性が認められる。すなわち,ART時代においてこそ男性不妊診療の重要性がクローズアップされている。
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