Japanese
English
特集 副腎腫瘍を再考する―診断と最新の低侵襲治療
画像診断
Diagnostic imaging
中本 篤
1
Atsushi Nakamoto
1
1大阪大学大学院医学系研究科放射線統合医学講座放射線医学教室
キーワード:
CT
,
MRI
,
FDG-PET
Keyword:
CT
,
MRI
,
FDG-PET
pp.562-569
発行日 2014年7月20日
Published Date 2014/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103630
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要旨 副腎腫瘍の検出,質的診断および進行度診断において画像診断は必須であるが,画像診断のみでは確定診断に至らない症例も多い。CT,MRI,副腎シンチグラフィやFDG-PETといった複数のモダリティを組み合わせ,患者背景や内分泌学的異常の有無などの臨床情報も併せて,総合的に診断する必要がある。偶発腫の場合は腺腫か否かの診断が重要となるが,単純CTでのCT値の測定やMRIのchemical shift imagingによる脂肪成分の検出が診断に有用である。腫瘤のサイズが大きい場合には,脂肪成分の有無にかかわらず悪性の可能性を考慮する必要がある。
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