交見室
造影剤の開発と分類名称の混乱について
魚住 二郎
1
1佐賀大学医学部泌尿器科学講座
pp.974-975
発行日 2012年11月20日
Published Date 2012/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102958
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半羽慶行先生の薬剤性腎障害の綜説(臨泌66巻8号,575-581,2012),特に造影剤腎障害の項を興味深く読ませていただいた。半羽先生も触れておられるように,日本腎臓学会,日本医学放射線学会,日本循環器病学会の3学会から『造影剤使用ガイドライン』が刊行されたが,泌尿器科医の目に触れる機会は少なく,その点でタイムリーな綜説である。
現在,尿路の画像検査では,非イオン性低浸透圧性造影剤が使用され,膀胱造影,順行性・逆行性腎盂造影などの特殊な検査に限って,イオン性高浸透圧性造影剤が使用されている。
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