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特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル
Ⅵ 術式別にみた術前・術後管理
061 ESWL,TUL,PNL
Management for active stone removal:ESWL,TUL and PNL
諸角 誠人
1
,
石井 信行
1
,
山田 拓己
1
Makoto Morozumi
1
,
Nobuyuki Ishii
1
,
Takumi Yamada
1
1埼玉医科大学総合医療センター泌尿器科
pp.336-340
発行日 2012年4月5日
Published Date 2012/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102738
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[1]はじめに
尿路結石治療は早くから低侵襲化がはかられ,体外衝撃波治療(extracorporeal shock-wave lithotripsy:ESWL)や内視鏡手術すなわちTUL(transurethral ureterolithotripsy)およびPNL(percutaneous nephrolithotripsy)が主体となっている。特に内視鏡手術は軟性尿管鏡やレーザー砕石装置など機械の発達により増加傾向にある。しかし,低侵襲化は安全性を意味するものではなく,その特性あるいは合併症の理解が必要である。
本項では本邦の『尿路結石症診療ガイドライン』1)および『EAU Guideline on Urolithiais 2011』2)を中心に,ESWL,TUL,PNLにおける①術前管理,②術後管理,③注意すべき合併症に関して,共通する項目,おのおのの手技に関する諸問題およびpitfallの順に論じる。なお,本論文では経尿道的尿管砕石術をTULとするが,EAUガイドラインではURS(ureterorenocopy)と呼ばれ,PNLもpercutaneosu nephrolitholapaxyとされているので注意されたい2)。
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