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特集 画像診断の進歩を腫瘍手術に役立てる!
後腹膜腫瘍の手術
Operative management of retroperitoneal tumor
野口 純男
1
Sumio Noguchi
1
1横須賀共済病院泌尿器科
キーワード:
後腹膜腫瘍
,
予後
,
画像診断
Keyword:
後腹膜腫瘍
,
予後
,
画像診断
pp.249-253
発行日 2012年3月20日
Published Date 2012/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102641
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要旨 後腹膜腫瘍のうち泌尿器科医にとって重要な疾患は後腹膜の軟部肉腫であり,そのうち脂肪肉腫と平滑筋肉腫が約75%を占める。手術に際して重要なことは生検による的確な病理組織診断と画像診断による周辺臓器への浸潤の診断であり,これにより的確な術前計画を立てることができる。手術は周辺臓器の合併切除による腫瘍の完全切除(治癒切除)が最も理想的であり,予後を反映する。しかし,完全切除不能例においても術後の適切なfollow upにより再発病巣の早期発見と早期の切除術が治療成績の向上につながるものと考えられる。画像診断は適切な術前計画を立てるうえでは欠かせないものである。
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