Japanese
English
綜説
安全なロボット手術導入のための教育と運用制度の構築
Instruction and operation system for safety introduction of robotic surgery
武中 篤
1,2
,
中村 廣繁
2
,
稲垣 喜三
2
,
西村 元延
2
,
池口 正英
2
,
原田 省
2
,
北野 博也
2
Atsushi Takenaka
1,2
,
Hiroshige Nakamura
2
,
Kizou Inagaki
2
,
Motonobu Nishimura
2
,
Masahide Ikeguchi
2
,
Tasuku Harada
2
,
Hiroya Kitano
2
1鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野
2鳥取大学医学部附属病院低侵襲外科センター
キーワード:
ダビンチ
,
低侵襲外科センター
,
医療安全
Keyword:
ダビンチ
,
低侵襲外科センター
,
医療安全
pp.105-112
発行日 2012年2月20日
Published Date 2012/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102607
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要旨 泌尿器科ロボット支援手術を開始するには,日本泌尿器内視鏡学会による泌尿器da Vinci支援手術に関するガイドラインならびに教育プログラムに準拠することが必要である。しかし,これは最低基準であり,海外でのmini-fellowship参加などのトレーニングを受けておくことも重要であろう。また,各施設でのガイドライン作成も重要であると思われる。実際の臨床では,ロボット支援前立腺全摘手術の場合,段階別教育が効果的と思われる。今後,施設あたりの症例数が少ない本邦においては,シミュレーター教育や献体を用いた手術教育が可能となる環境を整えるとともに,腹腔鏡技術認定医制度に準じた教育および評価制度の構築が必要と考える。
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