学会印象記
「第26回欧州泌尿器科学会(26th Annual EAU Congress)」印象記
本郷 文弥
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科
pp.684-686
発行日 2011年8月20日
Published Date 2011/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102468
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2011年のEAU年次総会は,早春の3月18日~22日にかけてオーストリアのウィーンで開催されました。東日本大震災の直後でしたが,われわれ,京都府立医大からは計6名が学会に参加しました。しかし,日本での震災被害状況が大変気になる中での出国となりました。関空からはヘルシンキ経由でウィーンに入りました。航空会社はFIN AIRでしたが,機内は薄いブルーとグレーの落ち着いた感じで,飛行時間も比較的短く,快適に過ごすことができました。
学会場はAustria Centre Vienna(ACV)で,市街地から地下鉄で数分の便利なところにあるコンベンションセンターでした。また,主催者側の発表によれば出席者は13,000人であったとのことです。ただ,震災の直後ということもあり,残念ながら日本からの出席者は少ない印象でした。そして,こころなしか中部,関西以西の先生方を多くおみかけしたように思いました。また,日本からの演者に対しては,座長から「大変な中,よく来ていただいた。心よりお見舞い申し上げる」との言葉がしばしば聞かれました。
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