小さな工夫
TUR廃材を用いたディスポーザブルカテーテルクランプ―TURBT後抗癌剤即時単回注入での利用
竹下 英毅
1
,
森山 真吾
1
1さいたま赤十字病院泌尿器科
pp.240-241
発行日 2011年3月20日
Published Date 2011/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102236
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低再発および低進展リスク筋層非浸潤性膀胱癌に対し,TURBT後24時間以内の抗癌剤の即時単回注入が推奨されている1)。当科でも2008年8月よりTHP-ADM(30mg)をTURBT直後に膀注し,30分間のクランプおよび開放を行っている。
投与の方法は施設によってさまざまだろうと思う。手術室で術直後に膀注する施設,また手術室から病室へ戻ってから膀注する施設もあるだろう。当院ではDPCが導入されているため,抗癌剤は病棟で投与すると一括入院費に含まれてしまうが,手術室で投与すると出来高として算定できるため,手術室で投与している。
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