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編集後記
郡 健二郎
pp.792
発行日 2010年9月20日
Published Date 2010/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102127
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「心に残る医学論文の書き方」について考えたいと思います。ここでいう「心に残る論文」とは,読者にとってだけではなく,筆者自身が後々に思い出となるような,苦労をしながらも力を込めて書く論文のことです。
論文にも種々ありますが,ここでは日本語による症例報告を念頭において書いています。「心に残る論文」を書くための要素は数多いのですが,最も大切なことは「何を言いたいか」を明瞭にすることです。「オリジナリティーは何か?」と堅苦しいことまでは言いませんが,読者に伝えたいメッセージが欲しいです。メッセージの重さが論文の良し悪しを決めるといっても過言ではありません。
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