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特集 泌尿器科検査のここがポイント
N 内分泌機能検査
間脳-下垂体-副腎皮質系の内分泌機能検査
Q80 間脳-下垂体-副腎皮質系の内分泌機能検査の適応と方法,注意点について教えてください。
Endocrine examination of the hypothalamic-pituitary-adrenal axis
新井 誠二
1
Seiji Arai
1
1群馬大学大学院医学系研究科泌尿器科
キーワード:
視床下部
,
下垂体
,
副腎皮質
Keyword:
視床下部
,
下垂体
,
副腎皮質
pp.313-316
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102019
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要旨 副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)は視床下部より分泌され,下垂体前葉において副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の合成,分泌を促進することで,副腎からの副腎皮質ホルモン(特にコルチゾール)の分泌を促進している。また,コルチゾールはfeed back機構により,CRH,ACTHの分泌を抑制的に調節している。
間脳-下垂体-副腎皮質系疾患は,これら正常なホルモン調節機構に異常をきたしており,その鑑別には,ACTH,コルチゾールの基礎値が重要で,これらのみで鑑別できない場合に,CRH試験,デキサメタゾン抑制試験を併用する必要がある。
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