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特集 泌尿器科検査のここがポイント
G X線検査
精管精囊造影
Q47 精管精囊造影の適応,方法,基本的読影法について教えてください。最近この検査を施行されることが減っていますが,なぜですか。
Seminal vesiculography
永尾 光一
1
,
中島 耕一
1
,
田井 俊宏
1
,
小林 秀行
1
,
原 啓
1
,
三浦 一陽
1
,
石井 延久
1
Koichi Nagao
1
,
Koichi Nakajima
1
,
Toshihiro Tai
1
,
Hideyuki Kobayashi
1
,
Hiroshi Hara
1
,
Kazukiyo Miura
1
,
Nobuhisa Ishii
1
1東邦大学医学部泌尿器科
キーワード:
精管精囊造影
,
鼠径ヘルニア術後精管閉塞
,
射精管閉塞
Keyword:
精管精囊造影
,
鼠径ヘルニア術後精管閉塞
,
射精管閉塞
pp.180-183
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101979
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要旨 精管欠損を除く閉塞性無精子症に対しては,精路再建手術が第1選択である。精管精囊造影は,精巣上体管を除く精路閉塞部位を確定するために行われるが,同時に精管内溶液の精子の有無も検査する。精管精囊造影が不注意に行われたなら,精管狭窄や精管閉塞の原因になり,精路再建手術を難しくする。最近この検査が減っている理由には,経直腸的超音波検査の普及,鼠径ヘルニア手術による医原性の精管閉塞の減少の可能性,妻の高齢化,産婦人科医の適切なインフォームド・コンセントの不足,男性患者が入院治療を避ける,などが考えられる。
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