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特集 泌尿器科検査のここがポイント
F 尿路機能検査
尿流動態検査法
尿流測定
Q32 尿流測定の適応,方法,臨床的意義,尿流曲線を理解するためのポイントについて教えてください。
Uroflowmetry
石塚 修
1
,
西沢 理
1
Osamu Ishizuka
1
,
Osamu Nishizawa
1
1信州大学医学部泌尿器科
キーワード:
尿流測定
,
排出障害
,
最大尿流率
Keyword:
尿流測定
,
排出障害
,
最大尿流率
pp.128-130
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101963
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要旨 尿流測定は,尿排出機能の評価を必要とする場合に適応となる。通常の青壮年においては,少なくとも150ml以上の排尿量であれば,男性では最大尿流率15ml/s,女性では20ml/s以上を正常とすることが多い。膀胱容量(排尿量)によって影響を受けるため,より正確な評価を行いたい場合には,Sirokyのノモグラムを使用する。尿流測定の結果は下部尿路機能評価の1つに過ぎず,多くの因子が関係するデータであり,幅のあるデータとして,経時的な推移の評価やスクリーニング評価として捉えるほうがよい。
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