Japanese
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手術手技 小児泌尿器科手術Ⅱ 性器系の手術・2
陰囊水腫根治術
Surgery for communicating hydrocele in pediatric patients
中村 美智子
1
,
守屋 仁彦
1
,
三井 貴彦
1
,
田中 博
1
,
野々村 克也
1
Michiko Nakamura
1
,
Kimihiko Moriya
1
,
Takahiko Mitsui
1
,
Hiroshi Tanaka
1
,
Katsuya Nonomura
1
1北海道大学大学院医学研究科腎泌尿器外科学
キーワード:
陰囊水腫
,
交通性
,
陰囊水腫根治術
Keyword:
陰囊水腫
,
交通性
,
陰囊水腫根治術
pp.129-133
発行日 2010年2月20日
Published Date 2010/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101896
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要旨 小児の陰囊水腫はほとんどが交通性であり,腹膜鞘状突起の開存を原因とし,鼠径ヘルニアと同一の疾患スペクトラムに属する。そのため,水腫穿刺や硬化療法は効果がなく,感染の危険もあり,禁忌である。また1~2歳までに自然消失することもあるため,手術はそれ以降に考慮することとなる。交通性陰囊水腫の手術は鼠径部アプローチで行い,腹膜鞘状突起を内鼠径輪部で結紮し,腹水の陰囊への交通を遮断することが原則である。
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