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セミナー 泌尿器科領域における手術部位感染・6
泌尿器科領域における術後感染対策Ⅲ―ミニマム創内視鏡下手術における手術部位感染対策
Prevention of surgical site infection in minimum incision endoscopic surgery(MIES)
田所 学
1
,
増田 均
1
,
吉田 宗一郎
1
,
砂倉 瑞明
1
,
木原 和徳
1
Manabu Tatokoro
1
,
Hitoshi Masuda
1
,
Soichiro Yoshida
1
,
Mizuaki Sakura
1
,
Kazunori Kihara
1
1東京医科歯科大学泌尿器科
キーワード:
ミニマム創内視鏡下手術
,
周術期予防的抗菌薬投与
,
手術部位感染
Keyword:
ミニマム創内視鏡下手術
,
周術期予防的抗菌薬投与
,
手術部位感染
pp.137-142
発行日 2010年2月20日
Published Date 2010/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101898
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要約 われわれは,ミニマム創内視鏡下手術において周術期予防的抗菌薬の段階的減量を行ってきた。現在,感染リスクの高い患者を除いて,清潔手術では抗菌薬非投与,準清潔手術では術前の単回内服投与がレジメンとなっている。その結果,泌尿器科病棟では,耐性菌検出率が著しく低下した。創が小さいこと,創縁を保護すること,創内に手指を挿入しないこと,および創部の洗浄が周術期感染予防に貢献していると思われた。
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