交見室
超音波造影法による腎微小循環の評価
水関 清
1
1市立函館恵山病院内科
pp.185
発行日 2009年2月20日
Published Date 2009/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101663
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1990年代以降,超音波診断機器のデジタル化が導入されたことによって,超音波の発信から受信,そして画像化に至るさまざまな段階において,それらの系統的制御に新機軸が次々に打ち出された。具体的には,超音波信号の広帯域(ブロードバンド)化と複雑な画像信号処理にも対応可能な高速信号処理機能の,超音波診断装置への付与である。その結果,ハーモニック・モードはほぼ標準装備化され,Bモード画像の画質向上や,ドプラ・モードの多様化と画質向上は多くの装置において普遍化しつつある。また,付加的機能としての3次元表示や,超音波造影剤対応機能の付与についても普及は着実に進んでいるようである。
この超音波造影剤を用いて腎微小循環を評価する試みが,先に神戸市で開催された日本超音波医学会第81回学術集会において取り上げられた。
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