書評
「日本臨床薬理学会認定CRCのための研修ガイドライン準拠 CRCテキストブック 第2版」―日本臨床薬理学会 編・中野重行,安原 一,中野眞汎,小林真一 責任編集
井部 俊子
1
1聖路加看護大学
pp.222
発行日 2008年3月20日
Published Date 2008/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101364
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1998年に,これまでわが国には存在しなかった新しい職種が誕生した。この職種は新GCP(Good Clinical Practice)に規定される「専門的立場から治験責任医師などの業務に協力する治験協力者」であり,「治験を実施するチームの一員」として位置づけられた。当初は「治験コーディネーター」と称されたが,その後,治験のみならず臨床試験から臨床研究への支援において中心的な役割を担うものとして「CRC(Clinical Research Coordinator)」へと発展した。そして,2004年秋から日本臨床薬理学会がCRCの認定試験を実施し,今年で4回目を迎える。
本書の初版は認定CRCをめざす受験者を対象に,日本臨床薬理学会が公表した「CRCのための研修ガイドライン(項目)」に準拠して執筆され,2002年10月に発刊された。それから4年半が過ぎ,このたび改訂第2版が刊行の運びとなった。
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