Japanese
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手術手技 腹腔鏡下手術時代における開放手術・11
精索静脈瘤手術―顕微鏡下低位結紮術(鼠径管下到達法)
Varicocelectomy: Subinguinal microsurgical varicocelectomy
今本 敬
1
,
鈴木 啓悦
1
,
市川 智彦
1
Takashi Imamoto
1
,
Hiroyoshi Suzuki
1
,
Tomohiko Ichikawa
1
1千葉大学大学院医学研究院泌尿器科学
キーワード:
男性不妊症
,
顕微鏡下低位結紮術
,
鼠径管下到達法
Keyword:
男性不妊症
,
顕微鏡下低位結紮術
,
鼠径管下到達法
pp.957-965
発行日 2007年11月20日
Published Date 2007/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101291
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要旨:千葉大学泌尿器科では,精索静脈瘤に対して顕微鏡下低位結紮術を行っている。この術式ではより精巣に近い部位での結紮が可能であるとともに,顕微鏡下に確実に精巣動脈周囲の細静脈を処理できるため,再発率が低い。また顕微鏡下にリンパ管を温存することで,陰囊水腫などの合併症も少ない。鼠径管下到達法を用いていることで,より低侵襲となり,患者の早期社会復帰を可能とする。本稿では本術式の適応,要点,成績について概説する。
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