Japanese
English
特集 泌尿器悪性腫瘍の治療指針―私たちはこうしている
前立腺癌:病期別治療指針とその適応
Prostate cancer:Indications of optimal treatments by clinical stage
山田 芳彰
1
,
本多 靖明
1
,
深津 英捷
1
Yoshiaki Yamada
1
,
Nobuaki Honda
1
,
Hidetoshi Fukatsu
1
1愛知医科大学泌尿器科
キーワード:
前立腺癌
,
治療指針
,
ミニラパロトミー
Keyword:
前立腺癌
,
治療指針
,
ミニラパロトミー
pp.629-636
発行日 2003年7月20日
Published Date 2003/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100939
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前立腺癌の治療は他の癌に比し多くの選択肢があるのが特徴である。局所限局癌に対しては根治的前立腺全摘除術や放射線治療,局所浸潤癌に対しては放射線治療と内分泌治療の併用,転移癌に対しては内分泌治療が主要な治療法となる。しかし,同じ病期でも分化度,年齢や全身状態により治療方針が大きく変わってくる可能性を持っており,時には無治療が選択肢の一つになることさえある。前立腺癌が高齢者癌であることを念頭におき,年齢(期待生存期間),performance status,合併症,根治の可能性,患者の希望,QOL,医療費を加味して治療方針を決定することが重要である。
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