Japanese
English
特集 泌尿器悪性腫瘍の治療指針―私たちはこうしている
副腎腫瘍の治療指針
Treatment and diagnostic strategy of adrenal tumor
高田 晋吾
1
,
藤本 宜正
1
,
小出 卓生
1
,
松宮 清美
2
Shingo Takada
1
,
Nobumasa Fujimoto
1
,
Takuo Koide
1
,
Kiyomi Matsumiya
2
1大阪厚生年金病院泌尿器科
2大阪大学大学院医学研究科器官制御外科学(泌尿器科)
キーワード:
adrenal tumor
,
treatment
,
laparoscopic surgery
Keyword:
adrenal tumor
,
treatment
,
laparoscopic surgery
pp.575-579
発行日 2003年7月20日
Published Date 2003/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100930
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最近の画像診断や人間ドックなどの発展に伴い,副腎腫瘍が発見されることが多くなってきているが,副腎腫瘍は良性腫瘍から悪性腫瘍まで様々な悪性度のものが存在し,また内分泌活性腫瘍はそれぞれの内分泌学的特徴によりその臨床症状も変化する。診断については負荷試験を含む内分泌学的検査や副腎シンチグラフィーなどの特異的な画像診断法を効果的に選択することが肝要である。また治療法も腹腔鏡手術の導入や内科的治療の進歩などにより選択肢が増えてきた。これらのことより,泌尿器科医にとって副腎腫瘍を的確に診断し,最善の治療法を選択する必要性は,ますます重要となってきていると思われる。
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