交見室
超音波腎臓病学最近の話題
水関 清
1
1市立函館恵山病院・内科
pp.601
発行日 2006年7月20日
Published Date 2006/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100712
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筆者は,5月26日から28日の3日間,田中幸子会長のもと,大阪国際会議場で開催された日本超音波医学会第79回学術集会に参加する機会を得た。「超音波腎臓病学,最近の進歩」と題して催されたシンポジウムでは,これまでその判定に大きな困難を伴った慢性腎不全や透析患者における腎の詳細な血流計測の新しい手法が取り上げられた。
最近の超音波診断法の進歩は,Bモード像の画質向上・超音波造影剤の導入・三次元表示の3点に要約され,いずれも診断機器のデジタル化によってもたらされた信号処理系統の制御機能の向上によるところが大きい。
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