学会印象記
AUAに初めて参加して
野島 道生
1
1兵庫医科大学泌尿器科
pp.892-893
発行日 2004年10月20日
Published Date 2004/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100629
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本年5月9日から13日にかけて米国サンフランシスコで開催された第99回AUAに出席した。AUAには昨年に初めて出席する予定であったがSARSに関連して渡米を自粛,今回が初参加となった。学会中,サンフランシスコは連日抜けるような青空で,日差しは強かったが空気がやわらかく,特に早朝は風が強くなかったのでダウンタウンから会場のモスコーニ・コンベション・センターまでの約10分間は快適な散歩であった。サンフランシスコのダウンタウンはoffice workerと観光客でごったがえしていながら不思議な調和がとれており,前回12年前に訪れたときと比べて街全体に生気があふれていた。これは,米国の景気を反映していることと観光対策も含めた街のインフラがよく考えられてよい雰囲気で整えられていることがその理由であろうと感じた。また,他の米国の都市よりアジア系の人が非常に多いのも溶け込みやすい大きな理由であった。
今回のAUA参加の目的は,1)AUAの雰囲気を堪能し,2)updateな泌尿器科の話題に触れ,3)演題を無事に発表し,4)Cleveland Clinicなどで知り合いになったドクターたちと再会することなどであった。学会場のモスコーニ・コンベション・センターについてみると,各会場の入り口に多数の警備員(銃を持っているので警官との区別がつかないが)がおり,私のIDが裏返っていると表を見せるように言われたのには,やはり物々しい感じを受けた。
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