学会印象記
第100回米国泌尿器科学会(AUA)に参加して
恒吉 研吾
1
1出水市立病院泌尿器科
pp.706-707
発行日 2005年8月20日
Published Date 2005/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100381
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今年のAUAは5月21日から26日の6日間,テキサス州サンアントニオ市のコンベンションセンターで行われました。
サンアントニオ市はテキサス州南西部に位置し,1年に300日以上の晴天と,年間平均気温20℃という温暖な気候に恵まれています。以前から中南米への交易拠点として栄え,現在では年間観光客1千万人以上を誇る全米有数の国際観光都市で,歴史と伝統そして多様な文化が息づく街です。特に有名な観光スポットとしては,テキサス独立戦争の際の激戦地「アラモの砦」や,市内中心部を流れるサンアントニオ川を利用して開発された水辺の散歩道である「リバーウォーク」などがあります。人口は123万人(2004年),近年特に人口が急増している都市(全米第9位)の1つで,州西部の商業,金融,工業の中心地となっており,食品業のほか,航空機,建築材など多種多様な工業が発展しています。また,市の内外に空軍基地があり,軍事都市としての一面も持っています。しかし,実際の印象としましては,思っていたよりも,どこにそんな123万人も住んでいるのか不思議なくらい静寂で落ち着いた街並みが拡がり(やはり日本の人口密度が異常なのでしょうか?),市街地も緑豊かな公園や歴史を感じさせる大きなbuildingが散在していてのんびりとした雰囲気を感じました(AUA 2005 Annual Meetingのホームページを開いたときに流れていた陽気なアニメーションから想像するような,砂漠の真ん中にありサボテンに囲まれているような街…ともまた違っていましたが…)。
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