連載 病院めぐり
国立水戸病院
対木 章
pp.98
発行日 2003年1月10日
Published Date 2003/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101110
- 有料閲覧
- 文献概要
病院の概要 : 当院は,明治43年,水戸陸軍衛生病院として設立され,昭和20年,厚生省に移管し国立水戸病院として発足した.昭和40年,日本三名園の水戸偕楽園からほど近い現在地に移転し,水戸市周辺の二次医療圏約80万人の地域基幹病院として機能を果たしている.現在,23診療科,500床,医師数107名の総合診療施設で,その特徴は(1)救命救急センターを中心とした第三次救急医療,(2)癌の高度先駆的医療,(3)少子化に対応できる成育医療,(4)心疾患,脳血管疾患の高度先駆的医療,(5)エイズ拠点病院としての医療,(6)原子力災害に対応できる設備,医療,(7)臨床研修指定病院としての研修医の卒後教育,が掲げられている.
新病院への移転 : 当院は,平成16年,茨城町に新築移転の予定で,電子カルテシステムと院内LANからなる総合医療情報システム,SPDなどの物流搬送システムの導入により,21世紀の診療体制が整備される.病棟構成が機能別になり,成育病棟,がん病棟,循環器病棟,一般病棟が設置される予定である.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.