病院めぐり
春日部市立病院泌尿器科
大村 稔
pp.549
発行日 2004年6月20日
Published Date 2004/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100570
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当院は,昭和33年2月に埼玉県厚生連農業協同組合連合会経営の春日部病院を市が買収し,春日部市立病院として,内科,外科,産婦人科,耳鼻咽喉科,眼科の5科で開設しました。開設当初は79床の病院でしたが,昭和44年1月に現在地に移転し診療科13科,病床数250床となり,現在では診療科は16科となり,病床数も350床となっています。春日部市は人口約20万人ですが,当院は春日部市だけでなく,近隣地域も含めた東部第二地域の基幹病院としてその重責を担っています。
泌尿器科の診療は,昭和38年12月20日,大島博幸先生(前 東京医科歯科大学教授)による腎腫瘍患者の腎摘除術から始まりました。翌昭和39年2月から週1回の外来診療が始まり,外来患者数の増加に伴い,昭和44年6月1日に根岸壮治先生と細田和成先生が常勤医として着任され,泌尿器科は正式にスタートしました。当時,埼玉県で泌尿器科のある病院は少なく,当院の診療圏は県東部地域はもとより,東京を含めた近県にまで及んでいました。年々患者数は増加し,昭和56年9月,吉田謙一郎先生(現 獨協医科大学教授)の着任時より3人体制となり,昭和61年3月,山田拓己先生(現 埼玉医科大学総合医療センター教授)の着任時には4人体制となりました。平成10年3月に病院長として根岸先生が退官されてからは,堀内晋部長を中心とした3人体制となり,現在は私と水野智弥医師を含めた3人で診療に当たっています。
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