連載 ビジョナリーホスピタル――将来の医療を見据えて・5
[座談会]春日部市立病院 行政・病院・看護学校三位一体でのイノベーション戦略―V字回復をめざしてのチーム連携と地域のきずな
石川 良三
1
,
小谷 昭夫
2
,
澤田 海彦
2
,
山元 恵子
2
,
加藤 徳子
3
1春日部市
2春日部市立病院
3前春日部市立看護専門学校
pp.365-371
発行日 2010年5月10日
Published Date 2010/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101729
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日本有数の「藤の街」として知られる埼玉県春日部市。最近では漫画『クレヨンしんちゃん』の故郷として知られ,名誉市民として登録もされている。人口は約24万人。これまで東京都のベッドタウンとして順調な人口増にも対応し,市民の安心のよりどころとなっていた春日部市立病院だが,全国的な課題となっている医師不足の影響を受け,産科・小児科の一時休止を余儀なくされた。しかし2006(平成18)年に地方公営企業法における全部適用を行ない,小谷昭夫病院事業管理者のもと院内改革を行なうと,産科・小児科の復活に成功。石川市長の強力なバックアップもあり,病院の再整備計画とともにV字回復へ踏み出した。
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