Japanese
English
セミナー 血栓症・肺塞栓症の予防と対策 2
血栓症の病態生理
Pathophysiology of thrombosis
鈴木 潤
2
,
佐久間 聖仁
2
,
白土 邦男
2
Jun Suzuki
2
,
Kiyohito Sakuma
2
,
Kunio Shirato
2
2東北大学大学院循環器病態学
キーワード:
血栓症
,
内皮障害
,
血流異常
Keyword:
血栓症
,
内皮障害
,
血流異常
pp.127-131
発行日 2006年2月20日
Published Date 2006/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100022
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生体には血栓形成抑制機構と血栓促進機構が存在する。健常時には前者が優勢で細胞,組織の代謝が保たれるが,高血圧,糖尿病,高脂血症,喫煙,肥満,炎症,老化などにより両者のバランスは血栓形成に傾く。血栓形成には血管内皮障害,血流異常,血小板機能などの血液成分異常が関与する。血栓症は近年増加の一途にあり,その病態を理解することは予防,治療両面で重要である。
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