特集 知っておきたい血栓予防療法のエッセンス
血栓形成の病態生理と抗血栓薬 血栓形成制御における最近のトピックス
堀内 久徳
1
1東北大学加齢医学研究所 加齢制御研究部門基礎加齢研究分野
キーワード:
血栓症
,
生理的止血
,
血栓形成傾向
,
抗リン脂質抗体症候群
,
Fibrinmonomer
,
病態生理
Keyword:
Thrombophilia
,
Hemostasis
,
Antiphospholipid Syndrome
,
Thrombosis
,
Fibrinmonomer
pp.402-407
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022155466
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<Headline>1 止血・血栓形成は、血液凝固系、血小板系、凝固阻止系、線溶系の4つのシステムによって制御されている。2 生体内ではそれらのシステムが協調して働き、止血機能を担っているが、いずれかの機能亢進や機能低下が出血や血栓症を引き起こす。3 血栓マーカーとしてD-dimer、FDP、凝固活性マーカーとしてTAT、さらにSF、FMCが普及しつつある。4 血栓素因(先天性血栓素因、抗リン脂質抗体症候群)も念頭において診療にあたる必要がある。
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