Japanese
English
症例報告
皮下型環状肉芽腫の1例
A case of subcutaneous granuloma annulare
高井 利浩
1
,
川上 尚弘
1
Toshihiro TAKAI
1
,
Masahiro KAWAKAMI
1
1西脇市立西脇病院皮膚科
1Department of Dermatology, Nishiwaki City Hospital
キーワード:
皮下結節
,
環状肉芽腫
,
リウマチ結節
,
ムチン沈着
Keyword:
皮下結節
,
環状肉芽腫
,
リウマチ結節
,
ムチン沈着
pp.1072-1075
発行日 2002年11月1日
Published Date 2002/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412904146
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2歳8か月,男児.生後6か月頃より頭部に皮下腫瘤が出現,徐々に増加し5個となった.全身症状は認められなかった.病理組織学的には,皮下にpalisading granulomaを認め,中心部にはムチンの沈着がみられた.臨床経過と併せ,環状肉芽腫の皮下型と診断した.生検後,経過を観察中であるが,縮小傾向が認められ,消退傾向にある.皮下型環状肉芽腫について過去の文献と併せ若干の考察を加えた.
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