Derm.2002
アトピー外来にて
高木 肇
1
1岐阜大学医学部皮膚科学教室
pp.164
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903962
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「○○って,アトピーに効くんですか」,「知人に勧められて△△を始めたのですが,どう思いますか」,「何か私に合う化粧品はないでしょうか」…….アトピー外来を担当していると,1日に何度か耳にする言葉です.患者さんからのみでなく,他科の医師,医療関係者たちからも皮膚科医がしばしば聞かされる言葉でもあります.
現在,医療に関する多くの情報が,新聞・テレビ・一般雑誌などでも提供され,ありとあらゆる情報か善悪に関係なく氾濫しています.各種報道に不安な患者さんたちは思わぬところから新しい情報を手にし,さらに不安になったり,いわゆる画期的(?)新療法に飛びついたりすることになります.私たちが注意をしていても,患者さんから初めて教えられる情報も多くあります.日々の診療で患者さんが我々に相談してくれるような関係がまず第一歩となります.
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