Japanese
English
症例報告
甲状腺乳頭癌皮膚転移の1例
A case of metastatic papillary thyroid carcinoma of the skin
三宅 亜矢子
1
,
斎藤 京
1
,
木花 いづみ
1
Ayako MIYAKE
1
,
Hitoshi SAITO
1
,
Izumi KONOHANA
1
1平塚市民病院皮膚科
1Division of Dermatology, Hiratsuka City Hospital
キーワード:
甲状腺乳頭癌
,
皮膚転移
Keyword:
甲状腺乳頭癌
,
皮膚転移
pp.84-86
発行日 2002年1月1日
Published Date 2002/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903830
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62歳,女性.34年前,甲状腺乳頭癌のため右葉切除術を施行された.5年前,胸部単純X線写真にて異常陰影を指摘され,ほぼ同時期より頭頂部の脱毛を伴う自覚症状を欠く結節が出現し,徐々に増大してきた.組織所見は34年前の甲状腺癌切除組織と類似していた.皮膚転移巣出現までに30年,その後少なくとも5年間経過しており,極めて緩徐な経過をとった稀な症例と思われたので報告するとともに,甲状腺癌皮膚転移の特徴についても簡単にまとめる.
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