Japanese
English
症例報告
プロテインC活性の低下を認めたワーファリン®による皮膚壊死の1例
A case of warfarin-induced skin necrosis associated with decreased protein C
坂井 博之
1
,
南 仁子
1
,
佐藤 恵美
1
,
飯塚 一
1
,
秋葉 裕二
2
Hiroyuki SAKAI
1
,
Masako MINAMI
1
,
Emi SATOH
1
,
Hajime IIZUKA
1
,
Yuji AKIBA
2
1旭川医科大学皮膚科学教室
2旭川厚生病院内科
1Department of Dermatology, Asahikawa Medical College
キーワード:
ワーファリン®
,
皮膚壊死
,
プロテインC
Keyword:
ワーファリン®
,
皮膚壊死
,
プロテインC
pp.67-69
発行日 2002年1月1日
Published Date 2002/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903825
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82歳,女性.左肺塞栓症の治療中,ワーファリン®投与の7日目に左大腿内側に皮内から皮下にかけて硬結を伴う暗赤色紅斑が存在するのに気づいた.表面には水疱とびらんおよび潰瘍を伴い,病変部はしだいに境界明瞭な皮膚壊死に進行した.ワーファリン®投与前の検査でプロテインC活性が38%と低下しており,皮膚壊死発症の危険因子として作用したものと考えられる.
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