Japanese
English
症例報告
慢性裂肛に伴った,臀部から外陰部にかけての肉芽腫の1例
A case of granuloma on the buttock to the vulva associated with chronic anal fissure
太田 美幸
1
,
間中 泉
1
,
市川 雅子
1
,
川島 眞
1
Miyuki OTA
1
,
Izumi MANAKA
1
,
Masako ICHIKAWA
1
,
Makoto KAWASHIMA
1
1東京女子医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Tokyo Women's Medical University
キーワード:
肉芽腫
,
慢性裂肛
,
病巣感染
Keyword:
肉芽腫
,
慢性裂肛
,
病巣感染
pp.976-978
発行日 2000年11月1日
Published Date 2000/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903397
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31歳,女性.5年前より裂肛を指摘されるも放置していた.当科初診の8か月前より臀部,外陰部の腫脹が出現し,近医にて外用療法を行うも不変であった.当科入院時には,外陰部の腫脹と臀部の皮下硬結を伴う発赤,腫脹を認め,慢性裂肛を合併していた.組織学的には真皮上層から皮下脂肪織に至るリンパ球,組織球,巨細胞からなる肉芽腫を認めた.治療はプレドニゾロン40mg/日内服で軽快をみた.感染巣としての慢性裂肛に関連した反応と考えた.
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