Japanese
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特集 介護保険とリハビリテーション
要介護認定の問題―厚生省一次判定ロジックの過去・現在
A Problem of Evaluation Process.
青柳 俊
1
Takashi Aoyagi
1
1日本医師会
1Japan Medical Association
キーワード:
介護保険
,
要介護認定
Keyword:
介護保険
,
要介護認定
pp.51-58
発行日 2000年1月10日
Published Date 2000/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109146
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はじめに
介護保険制度下で,サービスを受給するためには「要介護認定」という手順を踏まなければならない.その判定結果により,給付限度額が決定されることから,要介護認定は介護保険制度の要といえる.
介護保険における要介護認定は,訪問調査結果に基づいてコンピュータが行う一次判定と,介護認定審査会が行う二次判定から構成されるが,一次判定は,二次判定を行う際の基本資料となることから,非常に重要な役割を担っている.
厚生省は,要介護認定方法や基準を確立するため,平成8年度から3年間,要介護認定に関するモデル事業を実施し,一次判定ロジックの開発を行ってきた.
本稿では,ロジック開発の変遷と平成11年度ロジックの概要について解説するとともに,要介護認定における問題点・課題について言及する.
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