Japanese
English
症例報告
骨形成のみられた皮膚混合腫瘍の1例
A case of mixed tumor of the skin with ossification
高橋 千歳
1
,
賈 青
1
,
鈴木 拓
1
,
大西 誉光
1
,
渡辺 晋一
1
Chitose TAKAHASHI
1
,
Qing JIA
1
,
Taku SUZUKI
1
,
Takamitsu OHNISHI
1
,
Shinichi WATANABE
1
1帝京大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Teikyo University School of Medicine
キーワード:
皮膚混合腫瘍
,
骨化
Keyword:
皮膚混合腫瘍
,
骨化
pp.841-843
発行日 1999年9月1日
Published Date 1999/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903009
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45歳,男性.初診の約10年前より右鼻翼上方に粟粒大の丘疹が出現し,徐々に増大してきた.現症は小指頭大の広基有茎性弾性硬の常色結節で,表面は平滑で毛細血管拡張を伴い,一部は黄白色に透見された.組織学的に真皮および皮下組織に基底細胞様細胞よりなる索状または不整形の胞巣と様々の問質からなる腫瘍塊を認め,その境界は比較的明瞭であった.胞巣には管腔構造と角質嚢腫を有し,間質の一部には粘液腫様変化と脂肪組織を取り込んだ骨組織が認められた.
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