Japanese
English
症例報告
陰嚢石灰沈着症の1例
A case of calcinosis of the scrotum
菊池 敏郎
1
,
伊東 英里
1
,
小林 衣子
1
Toshiro KIKUCHI
1
,
Eri ITOH
1
,
Kinuko KOBAYASHI
1
1札幌鉄道病院皮膚科
1Department of Dermatology, Sapporo Hospital of Hokkaido Railway Company
キーワード:
多発性陰嚢嚢腫
,
特発性陰嚢石灰沈着症
Keyword:
多発性陰嚢嚢腫
,
特発性陰嚢石灰沈着症
pp.348-350
発行日 1999年4月1日
Published Date 1999/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902835
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28歳男性の多発性陰嚢石灰沈着症を報告した.組織学的には真皮内に大小の境界明瞭な類円形の石灰沈着を認め,その周辺は,ほとんどが被膜を認めなかったが,いくつかの石灰沈着物の周辺をよく観察すると周囲にわずかに抗ケラチン抗体陽性の上皮性成分を残す部分が見られ,多発性陰嚢嚢腫が二次的に石灰沈着症に移行しうる可能性が示唆された.
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