Japanese
English
原著
高解像度超音波診断装置による汎発性強皮症の皮膚硬化評価法の検討
B-mode ultrasound evaluation of echo level of the dermis in systemic sclerosis
金子 栄
1
,
岩崎 泰政
1
,
江木 素子
1
,
山本 昇壯
1
Sakae KANEKO
1
,
Yasumasa IWASAKI
1
,
Motoko EGI
1
,
Shoso YAMAMOTO
1
1広島大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Hiroshima University School of Medicine
キーワード:
Bモード高解像度超音波診断装置
,
エコー強度
,
汎発性強皮症
,
皮膚硬化度
Keyword:
Bモード高解像度超音波診断装置
,
エコー強度
,
汎発性強皮症
,
皮膚硬化度
pp.393-396
発行日 1998年5月1日
Published Date 1998/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902547
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高解像度超音波診断装置(DermaScanC®,Bモード,20MHz)を用いて,汎発性強皮症患者5例および健常人6例の肘窩,前腕,手背の真皮におけるエコー強度を測定し比較検討した.強皮症患者の前腕,手背の皮膚硬化部は健常人の同部や患者の健常部である肘窩に比べて有意にエコー強度が低下しており,皮膚摘み上げ法による皮膚硬化度とも相関していた.したがって,高解像度超音波診断装置を用いて強皮症患者の皮膚硬化部真皮のエコー強度を検討することは,強皮症における皮膚硬化度を簡便かつ非侵襲的に,また詳細に評価できる有用な方法と考えられた.
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