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特集 最近のトピックス1998 Clinical Dermatology 1998
1 最近話題の皮膚疾患
海洋生物による皮膚疾患—ハブクラゲとウンバチイソギンチャクによる刺傷を中心に
Stings of box-jellyfish and sea anemones
仲本 昌一
1,3
,
上里 博
2
Masakazu NAKAMOTO
1,3
,
Hiroshi UEZATO
2
1那覇市立病院内科
2流球大学医学部皮膚科学教室
3那覇市立病院内科
1Department of Internal Medicine, Naha City Hospital
2Department of Dermatology, Faculty of Medicine, University of the Ryukyus
キーワード:
海洋性危険生物
,
ハブクラゲ
,
ウンバチイソギンチャク
,
全身症状
,
治療
Keyword:
海洋性危険生物
,
ハブクラゲ
,
ウンバチイソギンチャク
,
全身症状
,
治療
pp.29-33
発行日 1998年4月15日
Published Date 1998/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902505
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日本の南端に位置する沖縄県では,海洋性危険生物による刺傷が多くみられる.特に腔腸動物のハブクラゲとウンバチイソギンチャクは皮膚病変に加えて,重篤な全身症状が伴うことがある.ハブクラゲによる刺傷は最も頻度が多く,死亡例もみられる.皮膚病変は瘢痕を残す例や再発例もあり,全身管理や局所病変への対応を熟知しなければいけない.ウンバチイソギンチャクによる刺傷は,全身症状のみならず局所病変の強い壊死のため深い潰瘍形成や激痛を訴える.それら疾患の原因生物ないし臨床的特徴および治療について解説した.
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