Japanese
English
症例報告
レックリングハウゼン病に伴うpachydermatoceleの1手術例
A surgical treatment of pachydermatocele of von Recklinghausen's disease
小西 礼子
1
,
清金 公裕
1
,
田中 聡
2
,
上田 晃一
2
,
田嶋 定夫
2
Reiko KONISHI
1
,
Kimihiro KIYOKANE
1
,
Satoshi TANAKA
2
,
Koichi UEDA
2
,
Sadao TAJIMA
2
1大阪医科大学皮膚科学教室
2大阪医科大学形成外科学教室
1Department of Dermatology, Osaka Medical College
2Department of Plastic Surgery, Osaka Medical College
キーワード:
レックリングハウゼン病
,
pachydermatocele
,
face lift
Keyword:
レックリングハウゼン病
,
pachydermatocele
,
face lift
pp.565-567
発行日 1997年6月1日
Published Date 1997/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902252
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56歳,女性.7歳頃より右頬部に腫瘤が存在,28歳時に顔面,体幹,四肢の皮膚腫瘍生検術を受け,レックリングハウゼン病と診断されていた.今回顔面に認められたpachydermatoceleの切除に際して,術中の出血のコントロールをはかり,face Iiftの手法を取り入れた手術を試みた.その結果,出血は少量で整容的にも満足のいく結果が得られた.レックリングハウゼン病に伴うpachydermatoceleは顔面に発生することが多く,腫瘍が広範に及び,術中の出血が多いことと整容的な面から腫瘍の全切除は困難であるため,以上のような工夫は有用であると考えられた.
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