Japanese
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特集 最近のトピックス1997 Clinical Dermatology 1997
4 皮膚疾患治療のポイント
色素沈着の外用療法
Topical treatment of hyperpigmented lesions
船坂 陽子
1
,
市橋 正光
1
Yoko FUNASAKA
1
,
Masamitsu ICHIHASHI
1
1神戸大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Kobe University School of Medicine
キーワード:
色素沈着
,
外用療法
,
肝斑
,
美白剤
Keyword:
色素沈着
,
外用療法
,
肝斑
,
美白剤
pp.144-147
発行日 1997年4月15日
Published Date 1997/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902192
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肝斑等に対する外用療法としては,欧米では皮膚科医の処方による,4%以上の高濃度ハイドロキノンやアゼライン酸,あるいはビタミンA酸等との併用により短期間で治療効果を上げようとする傾向にある.本邦ではこれら薬剤は市販されていないが,美白化粧品としてアルブチン,コウジ酸,ビタミンC,油溶性甘草エキス等を含有した製品が開発され,医師の処方箋なく容易に入手できる.ハイドロキノン等に比して副作用が極めて少なく,比較的安心して長期間使用できる反面,その治療効果という点においてはやや劣るようである.
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