Japanese
English
今月の症例
骨欠損を伴った爪甲下類上皮嚢腫の1例
A case of epidermal cyst of the terminal phalanx of the finger
野田 徳朗
1,3
,
上西 宏
2
Tokuro NODA
1,3
,
Hiroshi UENISHI
2
1近石病院皮膚科
2近石病院外科
3岐阜大学医学部皮膚科学教室
1Division of Dermatology, Chikaishi Hospital
2Division of Surgery, Chikaishi Hospital
キーワード:
類上皮嚢腫
,
侵蝕性骨腫瘍
Keyword:
類上皮嚢腫
,
侵蝕性骨腫瘍
pp.876-878
発行日 1995年10月1日
Published Date 1995/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901665
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81歳,女性.1985年頃より左環指爪甲下に粟粒大の白濁があるのに気づいていた.1990年1月ごろより同部に痛みを感じるようになり,5月より疼痛をきたすようになった.当院外科を受診し,穿刺を受けたところ,白色の内容物を認めた.当科紹介時には左環指末節は腫脹し,骨X線像では末節骨の欠損が認められた.抜爪し,腫瘍全摘を行った.病理組織は爪甲下の類上皮嚢腫であった.
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