Japanese
English
症例報告
スキーの後に増悪した種痘様水疱症
A case of hydroa vacciniforme aggravated after skiing
赤坂 俊英
1
,
昆 宰市
1
,
前田 正彦
2
Toshihide AKASAKA
1
,
Saiichi KON
1
,
Masahiko MAEDA
2
1岩手医科大学皮膚科学教室
2前田皮膚科医院
1Department of Dermatology, Iwate Medical University, School of Medicine
2Maeda Dermatology Clinic
キーワード:
種痘様水疱症
,
冬季増悪
,
UVA
,
なれの現象
,
耐性の獲得
Keyword:
種痘様水疱症
,
冬季増悪
,
UVA
,
なれの現象
,
耐性の獲得
pp.820-822
発行日 1995年9月1日
Published Date 1995/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901648
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12歳,男児の冬季のスキー後に増悪した種痘様水疱症の1例を報告した.皮疹は春から初夏には認められず,雪面上の紫外線の直接照射光と反射光の加算により発症したと考えた.さらに,紫外線の各波長の最小紅斑量(MED)の測定で300nmからUVA領域にかけての低MEDおよびUVA領域へのシフトが認められた.また,自験例が冬季のみに発症した理由,あるいは種痘様水疱症が数年後に発症しなくなる理由には紫外線の反復照射で皮膚の紫外線に対するなれの現象,あるいはUVAに対する耐性の獲得が関与すると考えられた.
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