印象記
オーストラレーシア皮膚科学会に参加して
西川 武二
1
1慶應義塾大学皮膚科
pp.1142-1144
発行日 1994年11月1日
Published Date 1994/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901378
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第19回世界皮膚科学会(WCD)のホストとなるオーストラリアは,1997年の学会を成功に導くために,各方面へ目下強い働きかけを行っている.昨秋はDermatol—ogy Summit 1993と題して国際シンポジウムが行われ,その折に日本皮膚科学会の石橋理事長,大河原,新村両理事が,1995年11月3〜5日のオーストラリア・ケアンズでの第1回日豪皮膚科合同会議の打ち合わせのためにシドニーを訪れている.本年3月13〜18日にかけて,アデレイド市にて第12回国際医真菌学会が行われた折にも日本から多くの医真菌を専門領域とする皮膚科の先生方が学会へ参加し,日本からオーストラリアへ旅の容易さを認識している.また本年4月にはブリスベン市でメラノーマの国際シンポジウムが行われ,信州大学の斎田教授が参加したと聞いている.
私はICD(International Com—mittee of Dermatology)およびIFD(Internatienal Foundationof Dermatology)の委員会のため本年5月12日から15日までシドニー市を訪れ,次いで,第28回オーストラレーシア皮膚科学会に参加する機会を得たので,世界皮膚科学会の場となるシドニー市ならびにオーストラレーシア学会について簡単に紹介させていただくことにする.
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