技術解説
オートアナラィザー—その保守と点検
笠原 政幸
1
1テクニコン社学術部
pp.482-486
発行日 1967年7月15日
Published Date 1967/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916665
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はじめに
オートアナラィザー(以下AAと略記する)は一般にSampler(試料盤),Proportioning Pump(比例秤量ポンプ),Dialyzer(透析槽),Heating Bath(加熱槽),Colorimeter(比色計).Recorder(記録計)で構成されている。以下この基本的なAA一式の保守,点検について述べよう。詳しくはテクニコン社のマニュアルに記載されているので参照されたいが英文であり,しかも煩雑である。したがってアメリカン・コマーシャル株式会社発行の「オートアナライザー修理法」を参照されるとよい。ここでは必要最少限度の範囲にとどめることにする。なお,修理の技術的な面については省略し,他の機会にゆずる。
日本,アメリカで初期に発売された機械が今なお,検査室で使われている事実から,保守,点検に十分留意すれば長期の使用に耐え得る機械であると考えられる。
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