Japanese
English
カラーアトラス
有棘顎口虫によるcreeping disease
Creeping disease due to gnathostoma spinigerum
山崎 雄一郎
1
,
小林 孝志
1
,
小野田 登
2
,
渡辺 知雄
Yuuichiro YAMASAKI
1
,
Takashi KOBAYASHI
1
,
Noboru ONODA
2
,
Tomoo WATANABE
1国立東京第二病院皮膚科
2国立東京第二病院臨床検査科
1Division of Dermatology The 2nd Tokyo National Hospital
2Division of Pathology, The 2nd Tokyo National Hospital
キーワード:
有棘顎口虫
,
creeping disease
Keyword:
有棘顎口虫
,
creeping disease
pp.342-343
発行日 1994年4月1日
Published Date 1994/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901161
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- Abstract 文献概要
症例 48歳,女
初診 平成4年1月14日
主訴 腹部の皮疹
既往歴・家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 平成3年ll月中旬,調理してあるアユをはらわたまで含めて食べたことがあった.平成4年1月6日ころから腹部に皮膚硬結と移動性蛇行状の紅色の線状皮疹とが存在していることに気づき,14日当科を受診した.
現症 腹部にウズラ卵大で,軽度の発赤と痛みを伴う硬結(図1*印)を認め,両側側腹部には暗赤色蛇行状線状皮疹(図1・図2矢印)を認めた.この皮疹は軽度隆起性で,左側のものは腹部正中部にまで及んでいた.
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