Japanese
English
症例報告
懸垂性脂肪腫の1例
A Case of Pedunculated Lipoma
瀬川 郁雄
1,3
,
櫻岡 瑛一
2
Ikuo SEGAWA
1,3
,
Eiichi SAKURAOKA
2
1盛岡赤十字病院皮膚科
2盛岡赤十字病院産婦人科
3岩手医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Morioka Red Cross Hospital
2Department of Obsterics and Gynecology, Morioka Red Cross Hospital
キーワード:
懸垂性脂肪腫
Keyword:
懸垂性脂肪腫
pp.83-85
発行日 1993年1月1日
Published Date 1993/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900804
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29歳,女性の懸垂性脂肪腫を報告した.自験例の発生部位は,脂肪腫として報告例の少ない外陰部であった,その発症も21歳と脂肪腫の好発年齢より早く,その後,急速に増大し巨大な腫瘤となっている.また,腫瘍細胞は同一の結合織被膜に包まれながらも腫瘤内に留まらず,皮下に伸展し鼠径管内へ侵入していた.自験例の特徴および外陰部に生じる脂肪腫について文献的に考察した.
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